2014年12月10日

雨が好きです。
傘を差して歩くのが好きです。
雨に濡れずに済むからです。

雨が好きです。
傘で自分を少し隠すことが出来るから。
自分の世界で生きられるから。

僕と同じ世界に生きてる人が
どこかにいるのかな。。。

雨が好きです。
でも、晴れてる方がもっと好きです。

明日天気になぁれ。

2014年12月8日

この世には二つの世界があるって知ってる?

ひとつは雫のこっちの世界。

もうひとつは、もう分かったね?
雫の向こう側の世界。

上と下、右と左を逆さにして映すんだ。
右を向く花は左を向き、
下を向いた泣き虫さんは、上を向く。

悲しい時は雫を覗いてみてごらん。
気持が少し上向くよ。

楽しい時は雫を覗いてみてこごらん。
ぽたんと垂れた蕾の涙が
君の頬ではじけたよ。

この世には二つの世界があるって知ってる?

ひとつは君が泣いてる世界。

もうひとつは、もう分かったね?
君が笑顔でいる世界。

2014年12月6日

東の空に昴を見つけたら
その下の赤い星を探してみよう。

アルデバランはおうし座の赤い瞳。

ベテルギウスはオリオンの右肩。

そうしているうちに
青く輝くシリウスが昇ってくるね。

こうやって一緒に星を数えていると

いつの間にか、

昨日の涙も忘れてる。。。☆

2014年12月5日

この町が暗くなる頃、
ほんの少しの間だけ
夏の天の川を見ることができます。

東から登る冬の星たちへ別れを告げて
夏の星座は帰っていきます。

今度会えるのは半年後かな?

さよならを言えた後
僕らは少し、優しくなれる。

深夜0時、花や木々が眠る頃、
音も無く走り出す写真と言葉の定期便。

星鉄深夜便。

皆さんの町は冬の準備は進んでいますか?
こちらではそろそろ雪の降る頃。

この景色も、山の木々も星たちも、
まもなくみんな
真っ白な世界に包まれるでしょう。

2014年12月3日

この公園に来る人たちはね、
みんな星を見に来るんだ。

大好きな人と二人で来る人もいる。
愛する子供たちと来る人もいる。
そして、ひとりで来る人もいる。

泣いてる人もいるだろう。
幸せな人もいるだろう。

みんなそれぞれ色んな思いで星を見てる。

ここではね、背中に背負った色んなものを
少しの間だけ下ろすことが出来るんだ。

ベンチに座り、芝に寝転び、
ゆっくり、静かな時間が過ぎるとね、
少しだけ荷物が軽く感じられるようになる。

そしてまた、自分のウチに帰って行くんだ。

「またおいで。いつでも待ってる。」

そんな星達の声、みんなに届いたかな。。。☆

深夜0時を回り鳥や虫達が眠る頃
静かに始まる写真と言葉の不定期便。

星の停車駅Ⅱ『星鉄深夜便』

まもなく発車いたします。

今夜あなたの街で、星は見えますか?

2014年12月2日

駅のホームの端に立つ
あなたの姿を見つけました。

何を見ているの?
今夜は星は見えないよ。

奇麗に撮ってあげられなくてごめんね。
雨で手元が狂うんだ。

かわいく撮ってあげられなくてごめんね。
風であなたが揺れ動くから。

風に耳を傾け、雨に頬を濡らす
その横顔がいとおしい。

星と鉄道の写真でつづる星鉄深夜便。
今夜も発車致します☆

2014年11月30日

君が生きてる世界と
僕が生きてる世界には
どれほどの距離があるのだろう。

あの星のよりも
君を遠くに感じるよ。

明日帰るんだって?
次はいつ会える?

どうして何も言わないの?
君が黙ると不安になるよ。

やっと好きな人に会えたのに、
前よりずっと寂しいよ。

一人で生きてたあの頃よりも
今の方が寂しいよ。

☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

午前0時を回る頃
音も無く走り出す写真と言葉の不定期便。

『星鉄深夜便』

皆さんは隣にいる人を大事にしていますか?
自分が生きている今を大事にしていますか?

明日も皆様に素敵な出会いがありますように。
明日も皆様に幸せな一日が訪れますように。。。

2014年11月29日

子供の頃
ここで一緒に遊んだね。

私は絵本を読み
あなたは葉っぱを並べて遊んでいたね。

ほんとは一緒にお話したかった。

元気にしてるかな?
今どこにいるのかな?

またいつか、ここで会えるかな。。。

2014年7月28日

木を見ているとね、
こうやって生きるんだよって
言われているような気がするのです。

何も言わず、
ゆっくりゆっくり、
少しずつ大きくなろう。

強い根を張り
太い幹を持ち
雨風に耐えて空高く登ろう。

木に触れるとね、
大きな力をもらえるんです。

手先がジーンとしてきて
胸の底に不思議な力が入ってきます。

木を抱きしめ、
幹に額をつけるとね、
涙が出てくるんです。

よく頑張ってるねって
そう言ってもらっているようで。。。

本当はこの木の方が
もっともっと頑張っているんだろうに。。。

この木も今、星を見ているのかな?
昨日より、どれくらい大きくなったのかな?

僕がここにいるのを
知っているのかな。。。

2014年7月25日

神様はね、1箇所だけ、
泣いてもよい場所を用意してくれています。

それは一人の部屋だったり、
誰かの腕の中だったり。。。

今日も元気な振りをしている人はいませんか?
笑ってる振りをしている人はいませんか?

一日一度、ちゃんと自分の心と向き合いましょうね。
自分で自分を苦しめちゃ駄目ですよ☆

この列車も、本当はたくさん泣いてきたのかな。
整備士さんに、いっぱい話を聞いてもらったのかな。。。☆

 

2014年7月24日

飛行機の軌跡を追いかけていると
突然辺りが真っ暗になり
何も見えなくなりました。

バッテリーを交換した時には
飛行機は遥か彼方。

まるで夜空に続くレールが
途中で切れてしまったみたい。。。

今から星のかけらを集めて
このレールを直しましょう。

レールが綺麗に繋がったら
新しい旅に出かけましょう。

今回は失敗しちゃったけど、
また同じ場所へ行き、
写真を撮り直したいな。

ひとつ失敗すると、
楽しみがひとつ増えますね☆

 

2014年7月23日

時刻は午前0時
列車は眼下に漁火を臨みながら
日本海上空を走行中です。

このまま高度を上げて
終点、夏の大三角へ向かいます。

漁火の明るさでその姿を見ることは出来ませんが、
頭上には幾億もの星たちからなる
天の川が流れています。

目には見えないところに
大切なものが隠れているときがあります。

まぶたを閉じて
心を静めてみましょう。

今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません☆

 

2014年7月22日

この列車は只今さそり座付近を通過中です。
この後いて座を経由して南の天の川へ向かいます。

わし座、はくちょう座方面へお越しの方は
次の駅でお乗り換え下さい。

夏の星座が見え始めましたね。
間もなく天の川が見えてまいります。

窓を開けると少し肌寒い程の風が頬をかすめます。
耳を澄ませば天の川のせせらぎも聞こえてきます。

星の流れを見ていると
あの山の向こうには
どんな星があるのだろうと、
そんな思いに駆られます。

今夜はまだ見ぬ南の天の川へ行ってみよう。
きっと見た事のない景色、
聞いた事のない星座の物語が待ってることでしょう。。。☆

2014年7月17日

涙を流した夜は
ぐっすり眠ることができます。

一人ぼっちでも、星が見えない夜でも
安心してぐっすり眠ることができます。

昔、あの人が教えてくれたね。

北斗七星が下を向く頃
水がこぼれて雨になり、
梅雨がやってくるんだって。

夏が来ると柄杓は上を向き、
すっきり晴れた星空が見られるんだって。

そして晴れ渡った空に天の川が流れるんだって。

柄杓にたまった水が空を綺麗にしてくれるのかな。。。

人の涙と、ちょっと似てるね。

2番のりばに停車中の列車は北斗七星行き。
みんなで力を合わせて
柄杓を上に向けましょう。

いっぱい泣いた後は
天の川を見に行こう☆

2014年7月15日

出来ない理由をね、
自分で作ってしまうんだ。

また辛い目にあうんじゃないかって、
それなら今のままでいいやって、
結局、外に出るのが怖いんだ。

大きな声で話そうと頑張るんだけど、
だんだん喉が詰まってきて、
声が出なくなる。

だから夜ばかり写真を撮りに行く。
誰もいない真っ暗な世界に
一人で列車を走らせる。

客車にはたくさんの人が乗ってくれるけど、
みんなを引っ張る力が僕にあるんだろうか・・・

無心になれると
自分で作った見えない壁が
知らないうちになくなっている。

外に出る怖さも忘れ、
声が出なくなることも無く
いつの間にか笑ってる。

でも、無心になることってすごく難しい。

頑張って無心になることも出来るけど、
頑張らなくても心を開くことが出来る方法がある。

何年も、何年も、
あなたはダメな人と言われ続けてきた。
そのうち自分の殻を作り
何も聞かない振りをして、平気な振りをして
気がつけば自分を殻に閉じ込めていた。

殻は何重にも覆われていて、
それを破るのはとても勇気がいるけれど
それらが自然と破れていくときがある。

それらを破ってくれる人がいる。

そういう人に会えたとき、
その人を好きになるのかな。。。

少しずつ心を開くようになって
その心がだんだん大きくなっていくのかな。

今まで色々な人に助けられてきました。
自分に係わるすべての人に助けられました。
病気をして、初めてそのことに気がつきました。

病気をしたことに感謝が出来るようになりました。

これからどんな人に会い、
何を感じて生きていくのでしょうか。

その人たちも、今夜この北斗七星を見ているのかな。

先のことは見えないけれど、
それを楽しめるようになりました。

少しずつ、少しずつ、生きていこうと思います。

2014年7月11日

1番乗り場に停車中の列車は
北斗七星の柄杓の柄を辿り、
うしかい座へと向かいます。

アルクトゥルスを経由して
終点おとめ座スピカへは26:18の到着予定です。

お乗りの方はお急ぎ下さい。
まもなく発車いたします。

春の大曲線を見ていると
私はいつも滑り台のように思えてきます。

今夜、滑り台で遊んでいるのは火星でしょうか。

その先には土星の姿も見えてきました。

辛くないわけではなく
一番辛い時を過ぎただけ。

悲しくないわけではなく
一番深い悲しみから立ち直っただけ。

まだまだたくさん背負っているの、知ってるよ。
でも、あなたの笑顔が見られて嬉しいな。

2014年7月7日

今夜、あなたの町では
星が見えますか?

七夕は旧暦のお祭りだとは分かっているけれど、
やっぱり今夜は星を見たかったな。

夏の夜空に一番明るく輝く織姫星。
天の川を隔てて対岸に見える彦星。

ねぇ、お父さん、織姫星はどれ?
あの一番明るい星だよ。

じゃぁ彦星は?
あの一番寂しそうな星。

小さい頃、短冊にはいつもこう書いていたっけ。
『七月七日が晴れますように☆』

間もなく2番のりばから列車が発車致します。
この列車はワシ座アルタイルを経由して天の川を渡り
こと座のベガへ向かいます。

大丈夫、厚い雲を抜ければ
上空には満天の星。

もう少し待っていれば、
この雲は必ず晴れるから
それまで少しだけ
目を閉じて待っていよう。。。

2014年7月4日

今は流れるように、
ゆっくりゆっくり生きてます。

無理をすることも無く、
誰かと張り合うことも無く、
自分の意見を押し通すことも無く、
流れに任せて生きています。

そうするとすべてがうまくいくのです。

だけど、それで良いのかと思うときがあります。

時々、心の底から力が湧いてくる時があります。
無理をして頑張るのではなく、
頑張ることを楽しめるときがあります。

その回数が少しずつ増えてきています。
元気だった頃のように。

昔はこの列車も頑張っていたんだろうな。
だから、今でもかっこいいんだろうな。

今はどんな気持ちで、
あのお月様を見ているのかな。。。

今夜は誰を乗せて走るのかな。。。

まもなく1番乗り場から列車が発車いたします。
この列車は23:30発、三日月お月様行き。

列車は何も語りませんが
私たちを応援してくれているように思えるのです。

2014年6月27日

半年前はこの方角に
オリオン座が見えていたね。

明日の夜明けごろには
どんな星座が見えているのだろう。

天の川が流れる夜は
一人で空を見ています。

星が見えない夜は
あの人の声を聞きたくなります。

私は今、生きているだけで幸せです。
他には何もいりません。

でも、もし、許されるなら、
もう一度、恋をしたいな。

一緒に美味しいものを食べて
一緒に歌を歌って、
一緒に星を見に行きたいな。

きっとその方が、もっと楽しいんだろうな。。。

明日の夜明けごろには
どんな星座が登ってくるのだろう。

今度オリオンが登ってくる頃には
誰と一緒に星を見ているのだろう。。。

2014年6月24日

そういえば、以前は良く
写真を撮りに行ってたな。。。

そういえば、以前は良く
星を探しに行ってたな。。。

天の川、もう何日見ていないだろう。
シリウスは今どのあたりにいるのだろう。

時々このホームに来てはベンチに座り、
過去を走る列車達を眺めています。

ずいぶん待たされた冬の定期便
まもなく半年遅れのシリウス行きが発車します。

過去の列車でも良いですか?
冬の空でも良いですか?

未来の列車を追いかけて、出発進行☆

2014年2月20日

私たちの生活は
良い事と悪い事を繰り返し、
少しずつ良くなっているのだと思います。

良いことも悪いことも
これから起きる何かの為の準備だと思います。

悪いことが起きた時、悲観的にならないでね。
きっとまた良いことあるからね。

星の停車駅の運行を
少しお休みさせて頂こうと思います。

と言いつつ、あるとき突然出発するかもしれません^^

明日が見えればよかったのですが。。。

いつかまた、どこかの星の下で会いましょう。
天の川が流れる頃には
また1つ、何かが変わっていることでしょう。。。☆

2014年2月12日

誰かを待つというのは
楽しみな時もありますが、
寂しい時もあります。

去年の夏、ひとつの星を教わりました。
春に西の空に光る赤い星、コルヒドレ。

うみへび座の心臓にあたる星です。

周りには明るい星が少ないことから
孤独の星と言われているそうです。

ずっと会いたかったよ。

でももっと上まで見上げれば
おとめ座、コップ座、しし座、こいぬ座、かに座・・・
沢山の星座が周りを囲んでいるのに気付きます。

本当は皆が見守ってくれているのかもしれません。

大変お待たせいたしました。
間もなく2番のりばから列車が発車いたします。

この列車は孤独の星コルヒドレ行き。
8ヶ月の整備を終えて出発の準備が整いました。

今一人でいる人も
今夜は頭上を見上げてみましょう。

沢山の星座が見守ってくれているのに気付くでしょう。
沢山の人たちが支えてくれているのに気付くでしょう。

2014年7月2日

星の降る夜

そんな言葉を初めて使ったのは誰だろう。。。

夜空を眺めていると
ひとつ、また一つと
星が降ってくる。

まるで、あっちにひとつ、こっちに一つと
暗闇に蛍が光りだすように、
あっちにひとつ、こっちに一つ、
流れ星が降ってくる。

そんな暗い部屋に閉じこもってないで、
今夜は星を見に行こう。

大丈夫、誰も見てないから
今夜は星を見に行こう。

大丈夫、僕が傍にいてあげるから、
だから今夜は星を見に行こう。

たくさんの流れ星を
見つけにいこうよ。

2014年2月3日

楽しい気持ちを見つけたら
心を大きく育てよう。

悲しい気持ちに出会ったら
優しく包んであげましょう。

小さい頃、ここからの景色が好きでよく来ていました。

あれから何年経ったのかな。
あの頃はオリオンがこんなふうに見えるなんて思わなかった。

これから先、私たちは
また別のオリオンを見るようになるのでしょうか。。。☆

私たちの心は見たもの聞いたもの、感じたものを
一生懸命受け止めています。

悲しみを抱えきれなくなったときは星を見に行こう。
抱えきれないほどの幸せを見つけに行こう。

皆さまにすてきな星が降り注ぎますように。。。☆

2014年1月31日

今宵もご乗車頂きまして
誠にありがとうございます。

今夜は新しいお客さまがお見えのようです。
臨時列車として今夜は特別に天の川へご案内致します。

時を越えて時間の旅に出掛けましょう。
星空に想いを馳せて心の旅に出掛けましょう。

2番のりばに停車中の列車は24:00発、天の川行き。
無数の星たちが皆さんの幸せを祈っております。

明日から新しい生活が始まる人も、
今日と変わらない日常を送る人も、
幸せの星をたくさん集めて明日をすてきな一日にしましょうね☆

2014年1月29日

冬のダイアモンド。
皆さんはご存知でしょうか。

冬の夜空の星を集めて作る
大好きなあの人へのプレゼント。

それはもしかしたら
本当は星たちから届けられる
あなたへの贈り物かもしれません。

この列車は冬のダイアモンド行き。
最初の停車駅はオリオン座のリゲル。
次の停車駅はおうし座アルデバラン。
その後ぎょしゃ座、ふたご座、こいぬ座に停車し、
終点おおいぬ座のシリウスへ向かいます。

上空は大変冷え込んでおります。
皆様暖かくしてご乗車下さい。

尚、今夜は食堂車にて温かいスープをご用意しております☆

 

2014年1月28日

いつかと同じ景色だけれど
月日が経てば感じ方も変わります。

オリオンがね、待ってくれないんです。
もうあんなに高く登ってる。

もう少し早く来られたら
もっとゆっくり会えたのに。

あと一息頑張ってって言われているみたい。。。

1番のりばに停車中の列車は蒸気機関車C12 167号 オリオン座行き。
オリオンにちゃんと会える準備が出来たら
きっと一緒に最高の時間を過ごせるでしょう。

あとちょっと頑張って、
オリオン座目指して出発進行☆

 

2014年1月27日

次の停車駅はカシオペア。
お乗りの方はお急ぎ下さい。

駅の明かりが雪を赤く染め、
不思議と寒さを感じません。

目で見るものだけを信じないで、
耳で聞くものだけを信じないで、
時には心で感じるものを信じてみよう。

欲を捨て、思いやりを持ち、
心の力を抜いた時に感じたものには
間違いはないと思います。

もしかしたら雪も温かく感じるかもしれません。
辛かった過去の経験も
砂のように手から流れて消えていくかもしれません。。。☆

2014年1月26日

この町の灯りと星たちの輝き、
どっちが奇麗に見えるかな?

ひときわ明るく輝くのはおおいぬ座のシリウス。
うす雲が小さな星たちを掻き消しても
シリウスはまだその輝きを失っていません。

間もなく2番のりばから列車が発車致します。
この列車はおおいぬ座行き。

はるか上空から眺める町の灯りは
また違って見えるのでしょうか。

おおいぬ座から眺める私達の町は
きっと幸せに包まれた色で輝いている事でしょう☆

2014年1月22日

次の停車駅は北極星。

その後カシオペアを経由して
天の川を南へと進みます。

自分に力が備わったとき、
心の底から力が湧いてきます。

無理をして頑張ろうとしなくても
努力そのものを楽しめるようになります。

北極星を出発したら
天の川の力を借りて、
南の空に向かいましょう。

南には夏の星座が待っています。

今、頑張れば
夏にはきっと明るい星たちが私たちを迎えてくれるでしょう。

 

2014年1月21日

サイフ
そういう名前の星があるらしい。

星をひとつだけ見つけても、
それがどの星座の星なのか、
それがなんと言う名前の星なのか、
私たちには分かりません。

周りの星の位置を見て
季節と時刻と方角を見て、
やっとそれがオリオン座のひとつだと分かります。

私たちは一人でいても
何も出来ないかもしれないけれど、
沢山の人に支えられ、
周りの人の力を借りて、
やっと小さな星座になれるのかもしれません。

この写真にはオリオンの左下の星、サイフが写っています。

次の停車駅はサイフ。
一番明るいシリウスを道しるべに、
オリオンの残りの星たちを探しに行きましょう。

自分の存在を見守ってくれる
周りの人たちを探しに行きましょう。

一人で悩んでいる人はいませんか?
あなたがいなければ、
星座がひとつ作れなくなるのです。

2014年1月20日

今夜眠れないのは
悲しみのせい?

それとも星たちが騒がしいから?

お部屋で一人で泣いていないで
今夜は星を見に行こう。
星たちが話しを聞いてくれるよ。

満天の星空の下に、
沢山の幸せを探しに出かけよう。

きっと星たちが一緒に探してくれるよ。。。☆

 

2014年1月18日

この頃は街が暗くなる頃には
オリオンは既に天高く登っています。

つい先日まで明け方に沈んでいたオリオンは
深夜ごろにはもう山の向こうへ帰っていきます。

そんなに急がないで。
もっとゆっくり姿を見せて。

今度はいつ会える?

星座の中で、オリオンが一番好きです。
シリウスがどんなに明るく輝こうとも、
オリオンが一番、私は好きです。

 

2014年1月16日

今宵もご乗車頂き誠にありがとうございます。

この列車はただいま春の星座の中を走行中です。

上空にはおとめ座のスピカ。
真珠星と呼ばれるこの星が輝き始める頃、
雪の下には小さな春が芽吹き始めます。

遠い山の向こうが明るくなってきました。
間もなく夜明けのようです。

ここで皆さまにすてきなプレゼント。
天の川を連れてくる代表的な星座、さそり座が見えて参りました。

前方低い位置に輝く赤い星、
さそり座アンタレスの先には天の川が流れています。

まだその姿は見えませんが
耳を澄ますと星のせせらぎが聞こえてくるかもしれません。。。☆

2014年1月14日

自分が選んだ道が
正しかったかどうかなんて、
きっと何年も先にならなきゃ分からないんだよ。

だから今はただ、
信じる道を進むしかないんだよ。

何を信じていいか分からなくなってきたとき、
自分が自分に戻れる場所を持っておくと良い。

それは星空の下であったり、
誰かにもらった言葉であったり、
その人の隣であったり。。。

間もなく2番のりばから列車が発車いたします。
この列車はふたご座行き。

一番輝く星、木星のすぐ近くにふたご座があります。
互いに支え合うふたご座のように、
今夜あなたを支えてくれる人はいますか?

迷子になった自分の心があるべき場所に戻り、
本来の自分を取り戻すことが出来れば
きっと道を間違うことはなくなるでしょう☆

2014年1月11日

皆様今宵も星の停車駅をご利用頂き、誠にありがとうございます。

2番のりばに停車中の列車は23:52発、おおいぬ座シリウス行き。

お城を飛び越えるように大空を駆け巡るおおいぬ座。
あまりの足の速さに星座にされたそうです。

時には一生懸命走り、
守るべき者の為に頑張り、
そして頑張った後は、
自分の心と身体への思いやりも忘れずに☆

シリウス行きにお乗りの方はお急ぎ下さい。

一生懸命進まないと、
今夜は追いつけないかもしれません。

しっかりつかまっててください^^☆

2014年1月10日

ふわっとした柔らかな雪の明りに包まれて
出発の準備が整いました。

今夜は久しぶりに1番のりば(鉄道写真)からの出発になります。

長い距離、沢山の時代をどんな思いで駆け抜けて来たのでしょう。

今は廃車となり展示のみの体ですが
その心だけは今でも走り続けているように見えます。

人それぞれ生きる意味があると感じるようになりました。

ほんの少しでも
世のため、人のために生きていければと思います。

この列車もそれが自分の使命だと分かっているかのように
今夜も誰かを待ち続けます。

今夜はこの列車に乗って
心の旅に出かけましょう。

吹雪で星は見えないけれど、
この列車が思い出話を聞かせてくれるかもしれません。。。♪

 

2014年1月9日

広く、大きく、どこまでも続く宇宙。

人の心と
一体どっちが大きいのだろう。

人の悩みと
一体どっちが深いのだろう。

みんなの希望と
一体どっちが大きいのだろう。

2番のりばに停車中の列車は23:55発 オリオンの三ツ星行き。

一つ目の星で心と宇宙の背比べ。
二つ目の星で悩みをいっぱい聞いてもらいましょう。
三つ目の星に届ける希望をしっかりと握り締めて。。。

出発進行☆

 

2014年1月8日

どんなに嘘を隠そうとしても
星たちには全部分かっちゃうんだって。

どんなに悲しみを隠そうとしても
星たちは全部知っているんだって。

星を眺めていると
悲しみはこの空に吸い込まれるように
すーっと消えて無くなります。

今夜も誰かの心に流れた涙が空に上がり、
ひとつの星になるのかもしれません。

だから星には嘘はつけないんだね。

間もなく2番のりばから列車が発車いたします。
この列車は冬の大三角をひとつずつ巡ります。

プロキオン、ベテルギウス、
そしておおいぬ座のシリウスへ到着する頃には
またひとつの星が生まれているかもしれません。

誰かの悲しみが星に変わり、
明日からまた元気に歩き出すのでしょう。。。☆

 

2014年1月7日

冬の星座を眺めながら
凍てついた桜のつぼみが
春の訪れを待ちわびています。

今年の春は
桜と一緒に星を見てみたいな。

去年は叶わなかった
桜舞い散る天の川を見に行きたいな。

今年の願いも叶わなくても
こうやって思いを馳せる事が出来るだけで
私は嬉しい。

今日も無事に終えることが出来るだけで
私は嬉しい。

今夜は星が見えるかな。。。☆

 

2014年1月5日

雪が積もると
町の灯りが反射して
空がふわっと明るくなります。

雪が積もると
町の音が吸い込まれ
静かな時間が流れます。

その静けさに耳を澄まし、
波の立たない湖面のように
心が静かに落ち着いた頃
聞こえてくる星たちのささやき。

空を見上げてみて下さい。
星達がお話しているのが聞こえてきます。
明日のあなたを応援する声が聞こえてきます。

2番のりばに停車中の列車はオリオン座行き。
少し前までは夜更けと同時に登ってきたオリオン座ですが
この頃は既に空高く輝いています。

急がないと置いていかれてしまいそう。
星たちの動きは実はとても早いのです。。。☆

 

2014年1月3日

雲の上を歩いたことはありますか?
星空の中を駆け巡ったことはありますか?

皆さま明けましておめでとうございます。
今年の始発列車は雲の上でのスタートとなりました。

まるで雲の上を歩いているような、
そんな不思議な場所でした。

この真っ白な世界に
力強いレールの跡を付けて進みましょう。

私達の足跡を残して進みましょう。

雪が融け、足跡が消える日がきても
私達の心に刻まれた足跡は消えることなく
掛け替えのない経験となり、
いつか自分を勇気づけてくれる事でしょう。

2013年12月30日

自分の事を好きになろう。
自分の事を大切にしよう。

自分を好きになれなきゃ
誰かの事も好きになれない。

自分が元気でいなきゃ
誰かの事を守れない。

ダメなところがあっても
嫌いな所がいっぱいあっても
それでも良いから
自分の事を好きになろう。

自分の事が大好きになったら
きっと毎日輝けるよね。

自分に自信が持てるよね。

そして誰を愛し、守る事ができるよね。

1番のりばに停車中の列車は24:00発、2014年行き。
今年の最終列車となります。
お乗りの方はお急ぎください。

今年も一年ありがとうございました。
皆様のお陰で1年間続ける事が出来ました。

2014年が皆様にとって輝かしい年でありますように。
この星たちに負けないくらい
美しく輝く年でありますように。

2014年に向かって出発進行☆

2013年12月25日

今宵クリスマス。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

私達一人ひとりの心の中に
サンタさんは素敵なプレゼントを
届けてくれていると思います。

それをちゃんと感じで生きていきたいですね。

この町の灯り一つひとつに
きっと優しいサンタさんがいるのでしょう。

皆様にすてきなプレゼントが届きますように。

☆ Merry Christmas ☆

 

2013年12月20日

あの赤い星がオリオン座。
こっちの白いのがシリウス。
ねぇ、はくちょう座はどこにあるの?

はくちょうはもう遠い山の向こうに帰って行ったよ。
今頃地球の裏側を飛んでいる頃だろう。

夏になったら一緒にはくちょう座見に行こうね。

うん、約束しよう。

一人で見る星と、
誰かと見る星は
違って見えるのかな?

一人で乗る列車と
誰かと乗る列車は
違った旅になるのかな?

間もなく2番のりばから列車が発車いたします。

この列車はオリオン、シリウスを経由して
地球の裏側はくちょう座へ向かいます。

到着時刻は2014年夏。
それまでの約束、ちゃんと覚えていられるかな。。。☆

2013年12月17日

「忙しい」なんて、そんな都合の良い言い訳、
誰が考えたのだろう。

忙しい時こそ
一日一度は心を落ち着かせる時間を
大切にしたいですね。

お陰さまで忙しくさせて頂いております。
こんなに元気に働けるようになったのも
沢山の方に支えられているお陰です。
ありがとうございます。

忙しいなんてつまらない言い訳は後で聞いてあげるから、
今夜は星を見に行きましょう☆
星達にそんなふうに言われているようです。

間もなく2番のりばから列車が発車いたします。
お乗りの方はお急ぎ下さい。

この列車はおうし座行き。
赤い瞳、アルデバランが輝いています。

おうし座が頭上に輝く頃、
いよいよ本格的な冬の到来です。
皆さま暖かくしてご乗車下さい。

2013年12月8日

悲しい事、辛い事、
きっとこれからもたくさんあると思うけど、
頑張って生きていかなきゃね。

泣いてるのはきっと
僕たちだけじゃないんだよね。

あの特急列車を見送ったら
今度は僕たちが発車する番です。

今夜、たくさん泣いたなら、
明日はきっと歩き出せるよね。

2013年12月6日

この町に住み、
この空を見上げ、
今日も誰かの為に働くことが出来る。

それだけで私は幸せです。

今夜はふたご座が奇麗ですね。

オリオンが山の向こうに帰って行きます。
夜明けが近いのでしょう。

自分の存在が誰かのためになるのなら、
誰かの役に立てるのなら、
そんな幸せな事はありません。

皆さんの心に奇麗な朝日が降り注ぎますように☆

 

2013年11月29日

1年の中で
どの季節が一番好きかと聞かれたら
私は今と答えよう。

星座の中で
何が一番好きかと聞かれたら
今夜はオリオン座と答えよう。

毎日の生活の中で、
誰が一番好きかと聞かれたら・・・。

私はあなたと答えよう。

そんな会話が出来る人を
一緒に星を見られる人を
大切にする事を
幸せと言うのだと思います。

2013年11月27日

眠れない夜は
星座の物語りを聞かせてあげよう。

優しい眠りにつけるまで
ずっとそばにいてあげよう。

星達に、そんなふうに言われているようで、
星を見た夜は
安心して眠れるのです。。。

あなたに、星たちの声が届きますように・・・☆