ネットやショッピングモールなどでYチェアを検索すると、通常は10万円前後の価格ですが、時々2万円前後で販売されているサイトを目にします。
これはYチェアの模倣品になります。
リプロダクトと言われることもありますが、正確に言えばリプロダクトは正規メーカーが生産終了品を復刻する物ですので、リプロダクトとは違います。
この模倣品ですが、外観は正規品そっくりですがやはり様々な点で手抜きをしてあり、強度にも問題があることが分かってきました。
今回は、
リプロダクト(模倣品)とは何か
正規品のとの違いはあるのか
その謎にYチェア正規販売店の目線で迫ってみます。
家具の意匠権
著作物(例えば写真や文章など)は著作権を主張することが出来、他人が盗作や模倣をすれば著作権の侵害で罰せられることがあります。
同じように、家具でも意匠権が認められるようになりました。
しかし、意匠権には著作権同様、期限があります。
その期限(15年とか、20年等)を過ぎれば、誰でも使う事が出来る。
つまり、Yチェアが意匠権を取っていたとしても、その期限が切れていればそっくりの家具を他社が作ることが出来るようになります。
正規品との違い
法律上の問題がないのであれば、模倣品でも良いのでは?
そう思うかもしれませんが、やはり価格がここまで大きく違うのには理由があるようです。
まずは強度の問題です。
椅子にとって最も大事な強度の問題。
しかし、安価な模倣品は材質に問題がある場合もあるようです。
詳しく説明されている動画がありましたのでご覧ください。
せっかく数万円の椅子を買っても、見えないところに手抜きがあるとショックですね。
中には正規販売店が見ても違いが分かりにくい精巧に作られた物もあるようです。
模倣品を買う価値はあるのか?
10万円はさすがに買えないので、とりあえず2万円の椅子を買ってみたいと思います。
そう考えている人へのアドバイスがあります。
2万円で模倣品を買うくらいなら、もう少し追加して正規品で良い椅子が買えると思います。
「でも私はYチェアへのあこがれがあるのです!」
という人は、尚更正規品を買いましょう!
絶対その方が所有感がアップします。
それに長く使える椅子ですので、安い物を買って数年で使えなくなるより、結果的にお買い得になるでしょう。