2015年12月27日

木を眺めていると、
何かを語りかけてるような気がしてくる。

何を言っているのかは分からないけれど、
ぼくにその意識はなくても
何かが備わったような気がしてくる。

ある人は言ったよ。
それが森林浴だって。

自分の体の悪い部分を
木が吸い取ってくれたんだって。

そんなにたくさん吸い取って、
君たちは大丈夫?

どこかで発散しているの?

幹には虫の幼虫を宿し、
枝は鳥たちの住みかを支え、
大きな葉でぼくらに木陰を作ってくれる。

あなたを癒してあげられるなら
ぼくに何が出来るだろう。

せめて、木肌に触れて、抱きしめて、
ありがとうと言わせてください。

根を踏んでしまってごめんね。
この道路も、きっと邪魔だよね。

何か言ってよ。
君の役に立ちたいんだよ。